紅茶はお菓子との相性も良く、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりの飲み物です。
一方、お菓子に合う紅茶をどう選べば良いかわからないという方も多いでしょう。
この記事では、紅茶の種類やティータイムにうってつけのお菓子をご紹介します。
秋の味覚を使ったスイーツと紅茶の相性についても解説しますので、秋のティータイムを充実させたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

秋になぜ紅茶が合うのか?

 

 

夏の暑さが過ぎ去り、ほっと一息つきたい…そんなときに紅茶が飲みたくなるという方も多いのではないでしょうか。
紅茶に含まれるテアニンとカフェインには、集中力の向上やリラックス効果があるといわれており、疲れがたまりがちな秋にぴったりな飲み物といえます。
紅茶は産地別に分けられていますが、その種類はさまざまです。
フレーバーやブレンドによって、豊かな風味を楽しめるのが紅茶の魅力といえるでしょう。

 

■紅茶のクオリティーシーズン

 

紅茶には、良質な茶葉がとれる「クオリティーシーズン」があります。

・3~4月頃の春摘み「ファーストフラッシュ」
・5~6月頃の夏摘み「セカンドフラッシュ」
・10~11月頃の秋摘み「オータムナル」

ファーストフラッシュは、発酵があまり進んでいないため、緑茶のような味わいの紅茶です。
セカンドフラッシュはファーストフラッシュに比べて、より深みのある味わいになり、特に夏摘みのインド・ダージリン産紅茶は「紅茶の女王」と呼ばれるなど高い評価を受けています。
オータムナルは、発酵が進み、より濃厚でミルクティーによく合う濃い目の紅茶です。
茶葉を摘む時期によって、紅茶の特徴も変化するというのは面白いですよね。

 

■紅茶の「ゴールデンルール」

 

紅茶には美味しい紅茶をいれるための、「ゴールデンルール」があります。
コツとしては、汲みたての軟水を使うこと、紅茶を注ぐ前にポットとカップにお湯を注いで温めておくことなどがあります。
茶葉はティースプーン1杯(2~3g、1人分)、お湯は1杯150~160mlを目安として、蒸らし時間も茶葉の大きさで変えることが大切です。
細かい茶葉の場合は2分半~3分程度、大きめの茶葉は3~4分程度と覚えておくと良いでしょう。
ただし、紅茶は気軽に楽しむものでもあります。
あまり神経質にならず、ちょっとしたコツも取り入れながら美味しい紅茶をいれてみてください。

 

紅茶に合う秋の味覚を使った焼き菓子

 

秋の味覚というと、何を思い浮かべるでしょうか。
栗やさつまいも、梨、かぼちゃなど、秋ならではの味覚はさまざまです。
これらを使ったパウンドケーキやタルト、焼き菓子は紅茶と最高にマッチします。
焼き菓子はアフタヌーンティーでも定番のスイーツであり、ミルクティーやストレートティーと合わせると最高です
ストレートティーはバターの油脂分を流してくれるため、口の中がさっぱりするのが特徴。
ミルクティーの場合は、バターとミルクの風味が調和し、豊かな味わいになります。
パウンドケーキの場合、ストレートなら「ダージリン」、ミルクティーなら「キーマン」「アッサム」がぴったりです。
基本的に、油脂分の多いスイーツの場合はストレートかミルクと覚えておくと良いでしょう。

 

紅茶に合うチョコレート菓子もおすすめ

チョコレートにはコーヒーを合わせる方も多いと思いますが、実は紅茶との相性も抜群です。
濃厚な「アッサム」「ウバ」のミルクティーや「アールグレイ」など香り高いストレートティーには、甘さの強いガトーショコラなどがマッチします。
一方渋みの少ない「アッサム」「キーマン」「ディンブラ」などは、大人向けのビターチョコレートによく合います。
紅茶とチョコレートを合わせる際は、チョコレートの甘さに注目して選ぶと良いでしょう。

 

紅茶にはナッツを使ったお菓子も合う

秋は、ナッツの美味しい季節でもあります。
紅茶には油脂を分解する作用があるタンニンが含まれているため、ナッツを使ったお菓子によくマッチします。
例えば、ナッツを使ったスイーツには、定番のクッキーやブラウニー、フロランタン、フィナンシェなどたくさんの種類があります。
ナッツは天然のサプリメントといわれるほど、栄養価が高く、美容にも良いとされており、女性にも人気がある食品です。
秋のティータイムにナッツを使ったお菓子を味わえば、「旬」を感じることもできるでしょう。

 

お菓子に合わせた紅茶選び

お菓子ごとにマッチした紅茶を選ぶのも楽しいものです。
ここでは、代表的な紅茶をご紹介します。

 

■アッサム

アッサムは濃厚な甘みがあるのが特徴の紅茶です。
ミルクティーに最適とされ、「スコーン」「クッキー」などの焼き菓子と親和性が高いとされています。

 

■セイロン

セイロンはスリランカ産の茶葉の総称です。渋みが少なく、スイーツの味をしっかり楽しみたいときにおすすめです。
「フルーツタルト」「シュークリーム」など濃厚なスイーツがうってつけでしょう。

 

■ダージリン

世界三大紅茶の1つであり、上品な渋みと繊細な風味が特徴です。
「スコーン」「フルーツタルト」「あんこ菓子」など色んな種類のお菓子と合わせやすい紅茶といえます。

 

■アールグレイ

ベルガモットの香りが魅力の紅茶です。
甘さの強い「チョコレート」や「レアチーズケーキ」に合わせると良いでしょう。
アイスティーにも向いています。

 

■ヌワラエリヤ

独特の渋みと清涼感が特徴の紅茶です。
「スフレタイプのチーズケーキ」や「ムース」と相性ぴったりです。

 

■ウバ

ウバは、ダージリンと肩を並べる世界三大紅茶の1つです。
ウバフレーバーと呼ばれるメントールの香りがあり、ストレートティー、ミルクティーどちらも楽しめます。
「マドレーヌ」や「パウンドケーキ」と組み合わせると良いでしょう。

 

■ディンブラ

ディンブラは色や香り、味のバランスがとれている紅茶であり、ストレート・ミルク・アイスとさまざまな飲み方が楽しめます。
香りもしっかり感じられるため、「マドレーヌ」「アップルパイ」などと合わせるのがおすすめです。

 

■キーマン

キーマンは中国南東部安徽省産の紅茶であり、スモーキーな風味が特徴的です。
ミルクティーにすると独特の味が楽しめ、スコーンや甘さ控えめのチョコレート、ベイクドチーズケーキなどのお菓子がうってつけです。

 

紅茶にぴったりなおすすめのお菓子

 

ここでは、紅茶によく合う焼き菓子を3つご紹介します。

 

■フィナンシェ・マドレーヌ

 

 

フィナンシェ&マドレーヌ詰め合わせ 16個入り

 

フィナンシェは金塊の形をした焼き菓子で、焦がしバターの風味としっとりとした食感が特徴です。
どの紅茶ともマッチしますが、ストレートならダージリン、ミルクティーならアッサムがぴったりでしょう。

マドレーヌはホタテの形が特徴の焼き菓子で、ギフトとしても人気の商品です。
フィナンシェよりもふっくらしており、香りも良く、一度食べるとクセになる美味しさ。
渋みのあるディンブラやウバとも相性が良いでしょう。

 

まとめ

 

紅茶の種類はさまざまあり、お菓子との組み合わせも無限大です。バターなどの油脂分が多いお菓子の場合は、さっぱりするストレートティーかミルクティーを選ぶと良いでしょう。この記事を参考に、ぜひ楽しく優雅なティータイムを満喫してみてください。

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