10月の祝祭日である「体育の日」が、2020年より「スポーツの日」に変更されました。

ここでは、そもそもなぜ「体育の日」ができたのか、新しくなった「スポーツの日」にはどのような趣旨があるのか、また2020年だけの特例とは何なのか、スポーツの日について詳しくご紹介していきます。

 

 

 

 

「2020年『体育の日』が『スポーツの日』に変更」

 

国民の祝日に関する法律が改正され、2020年から「体育の日」が「スポーツの日」に変更されました。

 

■「体育の日」から「スポーツの日」に変更される理由

世界中で「スポーツ」という言葉が使われていますので、「スポーツの価値」を世界中の人々と広く分かち合いたいという理由で、「体育の日」は「スポーツの日」に変更されることになりました。

 

 

■スポーツの日の趣旨は?

国民の祝日に関する法律は、スポーツの日について「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」としています。

 

 

 

「2020年だけの特例!スポーツの日は何月何日?」

 

また2020年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催されるオリンピックイヤーです。

そんな年に変更されたスポーツの日には、2020年だけの特例があります。

 

 

■2020年は7月24日がスポーツの日に

なんと2020年のみ、スポーツの日は7月24日になります。

そのため、10月は祝日がありません。

 

 

■2020年だけ祝日が移動する理由

なぜ2020年だけ祝日が7月に移動したのか。

それはもちろん、東京オリンピック・パラリンピックが開催されるからです。

2020年に限って、開会式や閉会式の前後に祝日を動かす法律ができたのです。

2020年は、開会式が行われる7月24日(金)がスポーツの日になります。

スポーツの日だけでなく、本来は7月の第3月曜日が祝日と定められている「海の日」も7月23日(木)に移動され、さらに本来8月11日が祝日だった「山の日」も閉会式翌日の8月10日(月)に移動されることになりました。

つまり、土日を含めると開会式の前後は4連休になり、閉会式の前後は3連休になるということです。

 

 

■2021年以降は10月の第2月曜日に

これは、オリンピックの運営がスムーズになるように配慮された2020年だけの特例ですので、2021年以降は、これまでの「体育の日」と同じように10月の第2月曜日が「スポーツの日」となります。

 

 

 

「そもそも『体育の日』とは?」

 

では、そもそも「体育の日」はなぜ作られたのでしょうか?

 

■体育の日の由来

「体育の日」は、1966年に10月10日と定められました。

これは1964年に開催された東京オリンピックの開会式が10月10日だったため、東京オリンピックを記念して作られたからです。

 

 

■体育の日の歴史

1948年7月20日に施行された「国民の祝日に関する法律」には、「体育の日」はまだありませんでした。

前述のとおり、1964年開催の東京オリンピックを記念して、1966年6月25日に公布された「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」によって、10月10日が「体育の日」と定められたのです。

その後、ハッピーマンデー制度の導入により、2000年から体育の日は10月の第2月曜日に変更され、現在に至ります。

 

 

まとめ

 

ここでは、新しくなった「スポーツの日」について解説するとともに、「体育の日」の由来や歴史についてもご紹介しました。

2020年、ついに東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。

スポーツの価値を世界中の人々と分かち合うことができ、スポーツの日の始まりにふさわしいですね。

今回ご紹介したお菓子も参考にしてスポーツ日を楽しんでみてはいかがでしょうか。

PAGE TOP