「鏡開き」とは、どのような行事かご存知ですか?

意外に知っているようで知らない行事のひとつなのではないでしょうか。

鏡開きには様々な風習がありますが、鏡開きの意味を知ることで、さらに魅力的な行事になることでしょう。

今回は、鏡開きとはどのような行事なのか、また鏡開き後の鏡餅の食べ方についてもご紹介していきます。

 

 

鏡開きはどのような行事?

鏡開きというと、正月に床の間に飾った鏡餅を下げて食べる行事のことです。

しかし、これにはどのような意味やルーツがあるのでしょうか?

 

■1年間の無病息災を祈る行事

正月の間に飾られる鏡餅は、年神様の依り代となり、年神様の魂が宿っているといわれています。

そんな鏡餅を食べることで、1年間の無病息災を祈るのが鏡開きです。

正月の間、鏡餅を飾って年神様を迎え、松の内が終わったら鏡開きをして餅を食べ、年神様を送り出すことによって、意味のある行事となるわけです。

ちなみに、この鏡開きの際に年神様の魂の宿った餅玉を、家族に分け与えたことが、お年玉のはじまりといわれています。

 

■鏡開きのルーツ

正月に、甲冑の前に具足餅または武家餅を供えて「刃柄」を祝い、また鏡台の前に餅を供えて「初顔」を祝い、下げた餅を木槌で割って食べた武家の風習が鏡開きのルーツになっています。

 

■鏡餅を手や木槌で割るのはなぜ?

鏡開きは武家の風習がルーツになっていることから、鏡餅を刃物で切ると切腹をイメージさせてしまいます。

そのため、鏡餅は刃物では切らず、手や木槌で割ることになりました。

 

■なぜ「鏡開き」と呼ぶの?

なぜ「鏡開き」と呼ぶのかというと、鏡餅を「割る」という表現は縁起が悪いとされたことがはじまりです。

縁起の良い末広がりを意味する「開く」という表現を使うことになり、「鏡開き」という名称になりました。

 

 

松の内が終わったら鏡開き

では、鏡開きはいつ行われるものなのでしょうか?

「松の内が終わったら鏡開き」といわれますが、実は、松の内というのは地域によって異なります。

 

・松の内を1月7日までとする地域の鏡開き・・・1月11日

・松の内を1月15日までとする地域の鏡開き・・・1月15日

 

松の内を1月15日までとする地域は関西に多いようです。

 

 

■本来の鏡開きは1月20日だった?

元々鏡開きは「二十日正月」といって、1月20日に行われていました。

しかし、20日が徳川三代将軍家光の月命日になってしまったことから、のちに鏡開きの日程が変更されたのです。

鏡開きは武家の風習がルーツとなっていることを考えると、これを理由に日程変更があったとしても不思議ではないといえるでしょう。

 

 

鏡餅はどのように食べられるの?

鏡餅を開いた後の食べ方としては、室町時代から続く、お雑煮で食べる風習が一般的です。

他にも、お汁粉やかきもち、きな粉もちやあんこもち、餅ピザなどにして食べるのもおいしいです。

好きな食べ方でOKですので、鏡餅はかけらまで残らずいただきましょう。

ちなみに、お汁粉には魔除けの意味もありおすすめです。

そして、鏡開きの餅を食べる際に欠かせないお供といえば、おいしいお茶です。

おいしいお茶としておすすめなのが「7種選べる オリジナルブレンド 茶葉 いろどり茶寮」です。

16種類のお茶の中から7種類を好みで選んで試すことができるセットです。

日本茶とハーブティーのタッグも飲みやすく、お餅と一緒に飲むのにぴったりです。

 

 

まとめ

ここでは、意外に知っているようで知らない鏡開きについてご紹介しました。

年神様の魂が宿っているといわれる鏡餅を食べることで、1年間の無病息災を祈るのが鏡開きという行事です。

正月にせっかく鏡餅を飾るのであれば、鏡開きの意味を知って、1年間の無病息災を祈りながらおいしく鏡餅をいただきましょう。

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