進学や就職で引越しをする、転勤で引越しをするなど春は引越しシーズンとなります。

新しい生活環境に慣れるのはなかなか大変です。

なかでも新しい人間関係を構築するのには、かなり気を遣います。

ここでは引越しにおける挨拶のタイミングやマナー、おすすめの手土産などをご紹介します。

 

 

「引っ越しの挨拶は誰にすれば良い?」

引越しをしたら、周囲に住む人たちに「引っ越してきました。よろしくお願いします。」という意を込めて挨拶をします。

その場合、戸建て住宅か集合住宅(マンションやアパート)かによって、どの範囲まで挨拶に行けばいいかが変わってきます。

一軒家の場合、引越しの挨拶は「向こう三軒両隣」まで行うのが基本です。

自分の自宅を中心にして、両隣のご家族はもちろんのこと、向かいの3軒や後ろの3軒にもきちんと挨拶をしましょう。

マンションの場合は、自宅の両隣と真上に住まわれているお宅、真下に住まわれているお宅、

そして一番お世話になる管理人さんへの挨拶も忘れずにしましょう。

地域によっては自治会に入会することを勧められるケースがあります。

もし、自治会に入会するのであれば、自治会会長にも引越しの挨拶をすることをおすすめします。

また、近隣に大家さんが住まわれているなら、大家さんにも挨拶をしましょう。

大家さんや、自治会会長さんは、近隣でトラブルが生じてしまった場合、

いろいろ相談することができます。そのためにも、きちんと挨拶をしておくことが大切です。

 

「引っ越しの挨拶をするタイミングは?」

 

いざ、引越しの挨拶をしようと思っても、どのタイミングですればいいのかわかりにくいものです。

朝の忙しい時間に出向くのは、かえってご迷惑になるし、

夕飯時や、深夜の遅い時間も避けたほうがいい時間帯です。

挨拶する相手の迷惑にならない時間、つまり朝、10時以降、夕方18時前までに挨拶することをおすすめします。

挨拶をするのなら、引越しした当日、もしくは翌日には済ませるようにしましょう。

挨拶はできるだけ早く済ませることをおすすめします。

引越し業社が荷物の搬入をし、近隣の人たちも引越しで新しい住人がやってくることはわかりますので、

「そろそろ、挨拶に来る頃かな?」と思われているかもしれません。

そのため近隣への挨拶は、早めに済ませましょう。

挨拶に伺ったお宅が不在だった場合、再度うかがうのにはどのタイミングで行けばいいかわかりにくいものです。

とくに一人暮らしでお勤めをされている方は、昼間の時間帯は不在であることが圧倒的に多いものです。

1度行って不在だったから、もう挨拶しなくていいということではありません。

1度目、不在だった場合は翌日、時間帯を変えて出向きましょう。

1週間のうち、3度出向いても挨拶できなかった場合、挨拶の手紙を手土産に添えて、

郵便受けに投函する、または相手宅のドアノブにかけておきましょう。

 

「引越しの挨拶の仕方」

引越しの挨拶とは「私(たち)は今日からここに住みます。よろしくお願いします」という挨拶と、

「引越しのためトラックの出入りや騒音など近隣にご迷惑をおかけしたお詫び」を込めて行うものです。

そして何よりも、挨拶する相手に、自分たちのことを知ってもらうことが大切です。

たとえば、小さな子どもがいる、親と二世帯住宅など、どのような家族構成であるかを把握してもらうためにも、

挨拶に行くのなら家族全員で行くのが理想的です。

しかしあまり大人数で押しかけるのもよくありません。

その場合、夫婦だけとか、子どもを連れていくなど、相手に威圧感を与えない程度の人数で挨拶に行きましょう。

「はじめまして。この度、隣に引っ越して参りました○○と申します。今後ともどうぞよろしくお願いします。」

このような挨拶をすれば、相手に好印象を与えることができます。

昨今では、隣にどんな人(家族)が住んでいるかあまり知らない、というケースも少なくはありません。

しかし、自分が相手側に立って考えると、

どんな人が隣に住んでいるかわからない不安を抱えることは、決して好ましいことではありません。

そのためにも、簡単な挨拶でかまいませんから、家族構成などを伝えることは、

今後、良好な人間関係が築けるきっかけになります。

縁があってご近所さんになるのですから、最初から互いに不信感を抱くようなことは避けたいものです。

そのためにもまずは、引越ししてきた自分たちから、挨拶にうかがうことが大切です。

 

「引越しの挨拶におすすめの手土産は?」

引越しの挨拶に持参する手土産も、どんなものをお渡しすればいいか悩めるところです。

生ものは避けたほうがいいし、あまり高価なものを渡しても返って気を遣わせてしまいます。

適度な金額で、もらった相手に負担を与えない贈り物を選びましょう。

タオルなどの消耗品も、手土産には喜ばれます。その他、最近では焼き菓子など、

比較的賞味期限が長持ちするものなども人気です。

 

たとえば「焦がしバターパイ木の葉」や「花とお菓子の工房『フランシーズ』クッキー詰め合わせギフト」など、

小さいお子さんからご年配の方までに対応できる、幅広い年齢層に好まれるお菓子も手土産にすると喜ばれます。

 

 

洋菓子ではなく、和菓子がお好きなら「福姫かっぱ どらやき」などいかがでしょう。

「小豆と芋」「芋どら」「小豆と栗」「栗と芋」の4種類がセットになっています。

スタンダードなどらやきと、特別な味のどらやき、どちらも和菓子好きな方におすすめです。

 

 

「引越しの挨拶の手土産に熨斗(のし)は必要?」

 

引越し挨拶の手土産として渡すものに、熨斗(のし)は付けても付けなくてもかまいません。

名前を覚えてもらいたいのなら、熨斗を付けることをおすすめします。

しかし、そこまで堅苦しい挨拶でなくてもかまいません。

熨斗を付けるなら、「紅白蝶結びの水引」にしましょう。印刷されているものでもかまいません。

蝶結びの水引は、「何度あってもよい祝い事」に使われるものです。

 

まとめ

引越しをしたら、なるべく早く新しい環境に慣れたいものです。

そのためにも、近隣の人たちとの円滑な人間関係を構築することが大切です。

まずは、引越ししたら近隣の人たちやお世話になる方々への挨拶をしましょう。

心を込めた誠意ある対応をすれば、相手も快くあなたのことを受け入れてくれるはずです。

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