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お正月をおせちや飾り、お年賀でお祝いするのはなぜ?
毎年何気なく迎えてしまうことも多いお正月ですが、
お正月そのものや年賀状、お年玉などの意味を知っているとありがたみが増し、
お正月を迎えるのがより楽しみになるかも知れません。
ここではそんなお正月やそれに関する物事の意味についてご紹介します。
「お正月の由来は?」
もともと「正月」とは1月のことを指しますが、現在ではお正月の行事を行う1月の1日~7日ころまでを指すのが一般的です。
そもそもこの時期にさまざまな行事を行うようになったのは、年神様という神様を1年の始まりに招くことによって、
健康や子孫繁栄、商売繁盛などを願うことが一般に広まったのがそのきっかけといわれており、
1年を幸せに過ごすためにもお正月の過ごし方は大事だといえます。
また、現在ではこの時期にまとまった休みが取れることから離れて暮らす家族が
実家に集まるということも珍しくありませんが、お正月本来の意味を考えてみると、
この時期に家族がそろって過ごすということは当然のことといえるかも知れません。
「新年をお祝いする飾りやおせちなどのごちそうの意味は?」
お正月にはおせちなどのごちそうや飾りなどでお祝いをしますが、これらにもそれぞれにはっきりとした意味があります。
◆門松
家の門や玄関の前に飾る門松は、年神様が迷わずに家に来られるようにするための目印です。
松には古くから神が宿る木として扱われてきたという歴史があり、
現在では見た目をさらに華やかにするために竹や梅などの縁起物が添えられます。
◆しめ飾り
しめ飾りには年神様をお迎えする神聖な場所を示す目印の役割があります。
玄関のドアなどに飾るのが一般的ですが、最近では交通安全を願って車のバンパーにつけることもあります。
◆鏡餅
鏡餅は年神様へのお供え物です。鏡は神様が宿るところとして神事に用いられ、
鏡餅の丸い形は円形の鏡や魂、太陽、月などを表しているといわれています。
◆おせち
おせちも鏡餅と同様に年神様へのお供え物です。
もともと、おせちは季節の節目に食べられていましたが、現在ではお正月だけに食べるのが一般的となっています。
また、かまどの神様に休んでもらうために、おせちは日持ちのする食べ物が中心となっています。
◆おとそ
おとそには邪気を払う力が備わっているといわれ、お正月に飲むことで1年を健康に過ごせるようになるといわれています。
◆雑煮
雑煮は年神様にお供えした鏡餅を食べ、「年魂(としだま)」と呼ばれる新年の力を賜ることを目的とした料理です。
「お正月にお年玉や年賀状・お年賀を渡す意味は?」
お正月に渡すお年玉や年賀状、お年賀にもそれぞれに以下のような意味があります。
◆お年玉
年神様から賜った年魂を家族で分けることを目的とするのがお年玉です。現在ではお金を渡すのが一般的ですが、もともとは鏡餅を分けるのが一般的でした。
◆年賀状
昔は年始の挨拶としてお世話になっている人に直接挨拶をしに行くのが一般的でしたが、挨拶に行くことができない人は手紙を送っていました。時を経るにつれ、手紙で年始の挨拶をすることが多くなり、これが年賀状と呼ばれるようになりました。
◆お年賀
特にお世話になっている人に対しては、手土産を持参し、新年の挨拶をすることもあります。この手土産のことをお年賀と呼び、相手への感謝の気持ちや健康を願う気持ちを伝えるのが主な目的となっています。
「お年賀にはどんな品物がおすすめ」
お正月はおせちなどの和食を食べる機会が多いことから、
お年賀としてお菓子を贈る場合は以下のような洋菓子を贈るのがおすすめです。
・ロールケーキ
ロールケーキは食間のおやつとしてだけでなく、食後のデザートとしても楽しめるため、
小さなお子さまがいる家庭や高齢のご夫婦など、幅広い世代の方に喜んでもらえるでしょう。
・バウムクーヘン
お年賀としては、一般的なスーパーではなかなか購入できないスイーツもおすすめです。
この点で本格的なバウムクーヘンはお年賀としても適しているでしょう。また、予算に余裕がある場合は見た目にも華のある大きめのバウムクーヘンを購入するのもおすすめです。
・クッキー
見た目や味のバリエーションが豊富なクッキーは人数の多い家族へのお土産を兼ねたお年賀にも最適です。
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